産後鬱にならないためには、環境の変化を受け止める柔軟な考え方になることも大切です。
産後の鬱を考える > 意識のもちよう
初出産を終えて、時間を空けずに子育てが始まるので右も左も分からないことだらけでしょう。赤ちゃんを抱っこするのも初めてという人も多く、プレッシャーの中で間違ってはいけないと感じながらほっと一息つく時間もないことでしょう。ママになったばかりで子育てについては赤ちゃんのように、初めての経験ばかりです。産後鬱になりやすいとされているお母さんは、子育てや日常の家事などができない自分を追い詰めてしまうと聞きます。
反対に、考え方によっては経験のないことばかりなのですからよくできないとしても当然ですし、赤ちゃんの世話に時間をとっているわけですから家事がおろそかになっても当たり前です。それが元で自責の念にかられて、産後鬱になるなんてやり切れません。産後鬱は、子どもを出産してから2週間頃から症状が出始めると言われています。
妊娠が分かった時は出産までの計画を立てたり、子育てマニュアルを参考にして赤ちゃんの誕生まで環境を整えます。そういう機会に産後鬱についてもよく知って置くようにしましょう。理解しておくことで、不安に備えられますし、家族も同時に理解することで心強い味方になってくれるはずです。気づかずに過ごしてしまうことが最も避けたいことです。
母親の体内では妊娠出産を経て、女性ホルモンが急激に変化するので精神が安定しないのは当然だといえます。育児に突入する前に、できなくて当たり前なのだと考え方を柔軟にしておきましょう。サポート体制がしっかりしている公的機関や使い勝手のいいグッズもあり、それらを使いこなしながら自分ひとりの時間を作り出すようにしましょう。24時間無理ばかりしているママでなくても良いのです。